禁煙

ランニングの依存性

煙草を吸わなくなり、明日で一ヶ月。
今回は依存の対象をニコチンから運動にすり替える事に見事成功し、
結果今は毎晩子どもの寝た後、
耳にイヤホン突っ込んで、夜の住宅地を走るのが日課になってしまった。
目的はダイエットでも、健康増進でもない。
敢えて言うなら、その目的は、単なるストレス解消なのかもしれない。

この歳になれば、
時には理不尽な扱いを受けることもあれば、
胃の辺りに直径10㎝くらいの穴が開くような、
悪意のあるセリフを、
ピンポイントでぶつけられたりもする。

その所謂僕を傷つける相手は、
どんな時もそうだが、その事に対して
受け手である僕が感じるダメージに見合う程の心的エネルギーを消費していない。
例えば何年もトラウマになるような、
陰湿ないじめの記憶は、
加害者にとっては、大したエピソードではなく、
下手したら忘れてしまってすらいる。

だから、ある時点で僕は
生まれつきの傷つきやすさと上手く付き合いながら
生き続けるために、
そういった日々の事をやり過ごす儀式として、
多分黙って一人、背中を丸めて
くわえた煙草に火を灯し
虚空に煙を吐き出していたんだろうと思う。
その点で煙草は、
おそらく理不尽な世界に生きる大人にとっての、
ささやかな嗜みなのかもしれない。

そんな煙草を止める事なんて、
僕に果たして出来るのだろうかと思ったが、
実はランニングは、煙草に勝るとも劣らない依存性と、ストレス発散の効果を秘めた行為であることがわかってきた。
一生懸命走ろうとか、タイムを縮めようとか考えなければ、走る行為は苦痛ではない。走ること自体が癒しだと思った時、うかつにも僕の頭は、煙草の誘惑からランニングの誘惑にすり替わってしまったらしい。
禁煙と同じタイミングで始めた習慣は、
いつしか毎晩7㎞走る行為にまで発展している。
たまには休まないと体に悪いらしいので控える日もある。
走り始めは息が切れるのでしんどいが、しばらくして安定すると、至福の時間が訪れる。
こんな世界があるとは思わなかった。
冬の空は空気が澄んでいて、星が本当に綺麗だ。
道の高低差を身体でもろに感じる新鮮さ、
これは車では感じられない体験。
夕方走ると、冷えた空気と生暖かい空気がマーブル状に絡む様子を肌で感じられる。これも、走っているからわかることかもしれない。

しばらく、この行為を試してみようと思う。
あと二ヶ月かもしれないし、
半年かもしれないし、
3年、5年かもしれない。



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奇妙な理由で始めた3つの習慣について

駐車場から職場に向かう道端の自販機で、
毎朝ペットボトルに入りのミネラルウォーター500mlを二本買う。
これをその日で飲みきる。
その場で一本の蓋を開け、
空を見上げ半分ほどを一気に飲み干す。

以前はこの場所で一本煙草を吸うのが日課だった。
マルボロのアイスブラスト8mm
休み開けの朝や、気の重い仕事がある日は、
一本が二本になる事もあった。

さて、禁煙は今も続いている。
今日で11日目。
不思議と辛さはない。
このまま吸わない事が当たり前だと、
脳が自然に思えるよう、
毎日を生きることで、
新しいプログラムを組んでゆく。

実は今回の禁煙には別の理由もある。
過去の自分を見つめ直す意味。
喫煙の習慣も、飲酒の習慣も無かった頃の自分。
その頃の記憶は、僕の心身にどれ程のレベルでまだ残っているのか。
細胞は循環を繰り返し、もうその頃のものとはすっかり変わってしまっているけれど、
掘り起こす価値はあるのではないだろうかと思った。
うまくわかるように説明する自身はないし、
自分でも本当のところよくわからない。
でもこの作業は今、
この時にやらないといけないような気がした。
根拠もないのに確信だけがある。

禁煙の他にも
今月は、いろいろ新しい事を始めた。
一つは毎晩のジョギング。
禁煙と同様、
厳密に言えば、
健康のためではない。
またマラソン大会に出場するためでもない。
タイムを計ることすら考えていない。
緊張するのはいやだし、自分にプレッシャーをかけるのもいやだ。

手っ取り早い現実逃避である事がその理由。
一人の時間を作れる事と、考える事を制限できることにより、束の間ではあるが現実を忘れられる。
これは煙草の代わりにもなりそうだ。

僕は高校時代、陸上部に在籍していた。
卒業して以来まったく走っていないけど、
身体はあの時の感覚をどれほど覚えているだろうか。
当然、高校の頃は喫煙の習慣も無かった。
身体との対話は、今でも可能だろうか。
イトーヨーカドーでナイキのランニングシューズを買った。高校時代履き潰すほど気に入ってたのもナイキだった。横幅がキュッと締まる感触が懐かしい。


もう一つ始めたこと。
英語の勉強。
これも根本的には実用の目的ではない。
多分英語を喋れるようになりたい訳ではない。人と話をするのは元々得意じゃない。
では、何のために?
これもジョギング同様、
現実逃避である。
人間関係や組織内でのストレス。
これは日本の文化の中での日本語による世界におけるものだと、仮に決めて見てみるならば、
そこでの憂鬱を忘れるには、その世界から外れるツールが一番で、
つまり日本語を見ないというのが外国語の学習の癒し効果なんではないだろうかという、
そんな理由である。
もちろん、これまたジョギング同様、高校時代の自分との再会に向けた自己対話の意味もあるけれど。
別にポルトガル語でもハングル語でもよかったけど、
あえて英語にしたのはそのため。
ある日、iPhoneの設定言語を英語にした。
これだけでちょっと、現実逃避ができる。



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何度目かの禁煙

人生何度目かの禁煙をしている。
禁煙は、これまで何度もしてきた。
1番長かったのは一年半。
多分この日記に、禁煙というカテゴリーで投稿した時期にやったのが最長記録。
この禁煙は、職場のストレスによりもろくも崩れ去った。
喫煙という行為は、僕にとってはある種の自傷行為の意味があるらしい。
らしいというのは、当の喫煙せしめたる本人は、
そんな事など露にも思わじたれど、
恐らくは、社会に生きるひとりの人間として
甘えたい欲求の一つの発露としての自傷行為の一環なのである。
嫌な事があった時に、アルコールにはしるのも同様、
ドラッグに逃げ込むのもまた同義。
しかし、それは癒しではなく一時の慰めであって
それ自体は、何の解決にも寄与しない。
確かに、
人生において甘えは、
必要だと、
僕は密かに思っているのだけれど、
それを自傷行為を通じて達成しようとするのは、
やはり倒錯が過ぎているようにも思う。
だから一度
この流れを外してみる事で、
ゆっくりと自分を見つめてみたいと、
40を過ぎて考えた結果が、
今回の禁煙の直接の動機である。
残念ながら、
健康上の理由ではない。

もともと、1日5本程度しか吸ってなかったから、
ニコチンへの身体的依存はそこまでひどくなかった。
ただ、習慣的なもの、つまり前述のストレスからくる甘えによる慰めの意味によるところの、精神的依存については、正直克服に並々ならぬ時間と労力が注がれる必要を感じている。

禁煙は、喫煙に対する欲求をいかにごまかすかにかかっているのかもしれない。
今回は、かの一年半の禁煙の時に取り入れた
水のがぶ飲みと、運動により
克服を図っている。

今、丁度六日目。
明日の夕方で一週間になる。

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5日目

今日も吸わずにいられました。

すんなりと続いています。

吸いたい気持ちは、ほとんど無くなりました。

ニコチンの禁断症状は、ほぼ解消です。

つまらないことでイライラすることは、たまにありますが、それも日が経てばなくなることでしょう。

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4日目

4日目
4日目
たまに頭に浮かぶものの、吸いたい気持ちはだいぶ減ってきました。
日に日に楽になります。
今日は大阪へ。
ジンベイザメかわいい。
あの口と目のアンバランスさがたまりません。
マンボウもいいですねえ。
本人はきっと真剣なんだけど、ぼんやりして見える。
なんか素敵ですね。

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3日目

3日目も無事吸わずにいられました。禁煙三日目。

色々なものがおいしく感じられます。

細かいところまではっきりと見えます。

そして…

小さなことに腹が立ったり、落ち込んだりします。

煙草が吸いたくてイライラするというより、ちょっと情緒不安定です。

しばらくの間、なるべく刺激の無いように、少し距離を置いて関わります。

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2日目

禁煙2日目も無事吸わずにいられました。

毎朝、駅前の自販機のあたりで1本、そのあとコンビニの灰皿で1本吸うというのが、出勤前の儀式でした。そうやって臨戦態勢を作ってから、ストレスの海へ潜っていくのです。大事な準備時間でした。

しかし今朝はそれは許されません。大事な現実逃避の手段が無くて果たして無事過ごせるのか、不安もありましたが、今日のところは以下の方法で乗り切りました。

① 吸いたい気持ちを冷水でごまかす

  ミネラルウォーターのペットボトルをグビグビと大量に飲み干します。

  胸がスッとしてすっきりします。煙草を吸った感覚に近い爽快感があります。

② 歯磨きガムを噛む。

  大き目のガムの方がよいです。

③ 深呼吸をする。

  多少は気がまぎれるでしょうか。

④ 煙草を吸う行為を頭で再現してみる。

  煙草を吸った後の気だるい脱力感、胸や喉の鈍い刺激を感じるところについて特に詳 しく想像すると、吸いたい気持ちがなくなりそうです。

多分このまま行けば、大きなストレスがかからない限り、禁煙は続けられそうです。

あと少しでお盆休み。それを見越しての禁煙開始でもあります。

でもやはり、今日はちょっとイライラしたり悲観的な傾向があります。

明日も吸わずにいられますように。

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ふと思い立って

実は今日から禁煙です。今日は1日、煙草を吸っていません。

ニコチンの禁断症状のピークは禁煙開始から5日間なので、それまではちょっと辛い毎日です。仕事のストレスが少ない今の季節がチャンスであると思いました。

明日、とりあえず出勤前の1本(一日で一番重要な意味を持つ1本です)を吸わずにいられるかどうかが鍵です。

何で禁煙したいなんて思ったか。

先週、喫煙生活で初めて息苦しさを感じたからです。

これまでは、喉が痛かったり、咳や痰が出たりって程度でしたが、息苦しいなんて初めてでした。

日常のストレスに対抗すべく煙草はよい自己防衛手段でしたが、どうやら健康を崩すストレスに比べれば何とかなるんじゃないかと、ニコチン依存なりに思ったのです。

身体は大事にしなくては。

なーんて本当に禁煙できるのかなあ。

ちなみにこれまでの最高記録は10ヶ月でした。

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