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アンサンブル

去年の話。
職場にフルート吹きがいまして、
大学卒業したての彼と、
クリスマスソングを一緒に演奏しました。
彼はフルート、
僕はバイオリンではなくギター。
10年ものの、その安物ギターは、ネックが完全に反ってしまっていて、Fを押さえるとかなり左指が痛い。
痛みをこらえて、「サンタが街にやってくる」を弾く。
生楽器同士のアンサンブルというのは、
最も原初な体験。
お互いにお互いを把握する余裕があれば、
これほど豊かな温もりを感じられる体験はありません。
それを感じるために、
楽器演奏の基礎技術を身につけて、
かつ相手の音を聴く耳を作る。
ある程度のテクニックなしに、
アンサンブルの本質的な感動は体験できないと、
感じる事ができました。
音楽には、楽器を飼いならす技術からくる余裕と、まわりに関心を向けられる余裕ある耳なり心が必要です。
本番、若い彼はテンポがはしり気味でしたが、僕にはそれすら嬉しかった。
個人内テンポは、心臓の鼓動に影響を受けるから。
ここに大切な何かがあると、
僕は信じたいのです。

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