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禁煙一年経過

禁煙を始めて一年が経ちました。
喫煙の習慣が無くなって、
大きく変わったのは、
タバコ吸う目的でコンビニに行かなくなった事でしょうか。
灰皿を探す習慣から解放されて分かったのは、
ストレスの解消という名目でやっていた喫煙の習慣が、
実はストレスを生み出す役割を含んでいたというトリック。
この仕掛けは、ニコチンに限ったものでなく、
アルコールでもそうだし、おそらく常用性のあるドラッグだとかもそうでしょうし、
人間関係や趣向といった依存に関しても多分同様のトリックが隠れていることでしょう。
ちょっと考えれば分かるものですが、
残念ながら当事者的には気付けない。
止めて初めて分かるものらしい。

かく言う僕も、またいつタバコに火をつけるかわからない。
僕の最長禁煙期間は一年半でしたが、仕事絡みのストレスからマルボロメンソールをくわえたが最後、あっけなく禁煙は敗れました。
実は未だにタバコ吸っちゃう夢を見る。
吸いたくなるのは、嫌な事があったその時でなくて、
嫌なことの処理がひと段落したあたり。
ホッと一息ついて、夕空が綺麗だったりしたら、今でもタバコが欲しくなる。
これは多分この先無くならないんだろうなあと思います。
つまり感覚の記憶として入ってるのが問題だから、
二十年以上かけて植え付けられた習慣を書き換えるには、少なくとも同等の時間が必要なんだろうと思います。
つまり禁煙は、これから先二十年以上は続くという事です。
目の前には常に一分一秒、
「吸う」か「吸わない」の選択肢が突きつけられている。
それを、わずか一回の間違いも犯さずに
毎回「吸わない」の方を選ぶ。
このことをどうか、これからも続けていけますように。
個人的には加熱式たばこの普及は、良い効果がありました。
街であれをふかしている人をよく見かけますが、
あんまり気持ち良さそうじゃないし、
何より喫煙の行為に関する、例えば1990年代あたりまでの文化の中で育まれたダンディズムを、あの姿からは感じられないし、何というか、チュッパチャプスをくわえてるみたいなんですよね。
それでなんだか救われます。
20歳の頃僕は、
「世の中を燃したい時に、多分人はくわえたタバコに火をつけるんだ」なんてキザなセリフ思ってたけど、
所詮チュッパチャプスなんだよな。って思うと、
その昔、テレビでまだタバコのCMがバンバン流れていた頃の、マルボロとかラッキーストライクのイメージが一気に打ち砕かれてゆくのが手に取るように感じ取れます。
その昔はドラマの主人公だって本当によくタバコ吸ってました。
ロンバケのキムタクがgloくわえてたら、やっぱちょっと残念な気がします。
なんて言いながら、
明日、何かのきっかけで、また喫煙者に逆戻りの可能性はかなりあります。
それが依存というものです。
たまに顔を出す吸いたい気持ちという悪魔のささやきを上手く飼い慣らしながら、あと10年、なんとかやりすごせたらいいかなあと思います。
でも凡人の浅ましさ、
これまた悪魔の誘惑。
例えば明日、急に医者から余命半年の宣告。
そうなったら、たぶん吸っちゃうだろうなあ。
逃げ道が塞げないのが、
依存とか中毒のやっかいの原点。
だってコンビニに行ったら手に入るんだもの。

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