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宮守

電車に乗って、実際に宮守駅まで行くことも考えたが、
本数が少ないため、あきらめて車で向かうことにした。
車で少し進むと、右手に古い橋が見える。
「岩根橋って、これのこと?」と息子。
後で知ったのだけど、
この岩根橋は、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の着想にあたって結構重要なモチーフになったのだそう。
僕の父はその昔、その銀河鉄道に乗って通学していたのだ。
しばらくすると、遠くにもっと大きな橋のアーチが見えてきた。
宮守川橋梁、通称めがね橋。
この橋のよく見える場所に道の駅があった。
車を停めて見晴らしのいい場所まで歩く。

雨のせいで近くの川は濁っていたが、せせらぎの音は耳に心地よい。
息子が葉っぱを浮かべて遊んでいるのを横目に父へ電話。
「その川で子供の頃よく遊んだよ。パン買う金もなくて、いつも腹ペコだったなあ。」

父は1945年生まれだが、この世代は大抵空腹な子供時代の記憶を抱えている。3つ下の母は事情は違うが空腹だった。ゆでたまごは風邪の時にたまに食べれるご馳走だった。
道の駅で息子にワサビソフトを買う。「辛い辛い」という息子。
宿に行く前にもう一箇所、行きたいところがあった。
宮守小学校
父の母校だ。
麓の児童館に車を停めて、急な坂を小雨を浴びながら登る。この坂は昔幼い父が登った道。今息子と歩いている。
その学校は丘の上にあり、振り返ると街がよく眺められた。
携帯で写真を撮ってメールに添付して送る。

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