« 木の芽時 | トップページ | アンプラグド »

羊飼いも羊も、深く考える余裕はないかもしれないが

夕闇が山肌を紫に染める頃、
羊の群れが牧羊犬に追い立てられながら、
麓の小屋に集められる。
狭い中に集まる羊たち。
思いのままに動くことのできる範囲を限定された個体は、
その解消不能となった感情を隣人への憎悪によって解消する。
つまりは「あいつのせいで」というやつである。
本音を言えば、
ターゲットは誰でもいい。
誰でもいいということはつまり、
ターゲットにしやすい誰かこそが、
一番ターゲットになりやすいということだ。

僕はつまりは、
その役回りのエアーポケットに、
すっぽりと収まってしまう運命だったのだろうか。

そう思った時、
僕は昔以上に他人と目を合わせる事を避けるようになった。

|

« 木の芽時 | トップページ | アンプラグド »

ぼんやり日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 木の芽時 | トップページ | アンプラグド »