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新緑と失恋ソング、ナットキングコールにウディアレン



新緑の中、車を走らせる。
走っているのは高原ではなく、近所の公園脇の環状道路。
観光ではない。
定期受診。

こんなに爽やかな季節だというのに、
BGMは、キングコールトリオ。
いや、別段ナットキングコールの歌声が爽やかじゃないなんて、思わないのだけれど、(彼はヘビースモーカーだった)
カーステレオには、ケニーランキンだって、山下達郎だって入ってるのに、
僕のセレクトは、ナットキングコールトリオだったというのは、
おかしいといえる程ではないにしろ、少しばかりの違和感があってよいとも言える。
とにかく、キングコールトリオが聴きたかった。その時は。

僕は昔から、このアルバムでキングコールが歌う
I'm Through with Love
が好きだ。
1929年の流行歌。
ありふれた失恋ソングなんて、一言で言うはたやすいが、
僕は数ある失恋ソングの中でも、
この曲はピカイチだと勝手に思っている。

マリリンモンローの歌が有名らしいけど
やっぱりナットキングコール。僕の場合の話。

この曲を知ったのは、実は映画。
ウディアレンの1996年作
「世界中がアイラブユー」ってミュージカル映画。
「ララランド」の20年前の話。

例の曲は、ゴールディホーンが夜のセーヌ川で歌う。
あのシーンのウディアレンの背中は、黄金狂時代のチャップリンに近い哀愁があって、ああ、僕もいつかこんな大人になりたいなんて、憧れたりもしたものです。
いいシーンですよ。
ウディアレンは、BGMの使い方がたまらない。
「マンハッタン」のsomeone to watch over meなんて、本当にいい。あのシーンだけ何度でも観たい。

そんなウディアレンに憧れる自分も四十代になり、あの眼鏡をしたくなりました。
最近はウエリントンタイプやボストンタイプのフレームが流行りらしいですし、あのウディアレンの眼鏡みたいなの、
かけてみたいなあ。
似合うやつ、探そうかなあ。


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