« パガニーニはギターに浮気をしたらしいが | トップページ | EBTG »

ギター、多様性による救い

デスクにお菓子があると、
つい食べてしまうように

リビングにギターがあれば、
ついポロポロ弾きたくなる。

このブログを初めて間もない頃に買った、
ヤマハサイレントギター。
最初に覚えたコードは、
DM7(9)っていう、
かなり無茶苦茶な入口でした。(ボサノバが弾きたかったんです)
その頃の僕のギターの独習本は、
中村善郎の、そのままなズバリ
「ボサノバギターが弾ける本」リットーミュージック 2005
でしたが、
この本のすごいのは、5弦ルートと6弦ルートのセブンス、マイナーセブンス、メジャーセブンスを、バレーコードみたいな形で覚えちゃって、あとは自由にやりたい放題ができるところ。
必ずといっていいくらいに、テンションがくっついているけれど、ジャカジャカ全ての弦を弾くわけじゃないし、そんな訳で左手のミュートとか考えなくても、とりあえずはいけるので、
お手軽な方法論だと思うし、ギターの王道的な学び方とはかなり違うけれど、この本でギターを初めて正解だったと、勝手に思っている。
結局この本は、リズムのバリエーションあたりで飽きてしまい、本棚にしまわれていましたが、
十年経った今、本棚から引っ張り出して、その続きを始められるのは、実に幸せな気分です。
あくまで、そこにギターがあったからに過ぎない事。
特に何かを身につけようとする意志は無く、
ただ、ギターがあるから弾いている。
そんな距離感が、今本当に心地よいのです。
バイオリンとは、ちょっと違った距離感。
これもまたいい。

気分転換には、頭の中に占有している、
例えば仕事の事だとか、諸々の現実と全く違う事をやるのが一番いい。
僕の場合だけれど、楽器は、そんな小さなヴァカンスを与えてくれるツールだと思う。

あと最近有効だなと思うのは、
英語を延々と聞いたり読んだりする事。
別に英語である必要はなくて、
ポルトガル語でも、スワヒリ語でもアラブ語でもいい。
別言語には、その中に彼らがその民族内で培ってきた、物事の捉え方のモデルだとか、民族特有のリズム感でもったり、あと文法上の違いからくる、ある種アイデンティティのレベルでの違いみたいなもの。
それを感じ取る事ができる。
これは僕の心には、ある種の癒しに近い効果をもたらす。
世の中の多様性は、今見ている現実を、
違った面から捉え直すための必然的な要因。
今、自分の周りにある現実が全てではなくて、
他もあるのだって知ることは、
閉塞して、沈み込んでしまう自己を
もう一度奮い立たせる頓服のようなもの。



|

« パガニーニはギターに浮気をしたらしいが | トップページ | EBTG »

ぼんやり日記」カテゴリの記事

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« パガニーニはギターに浮気をしたらしいが | トップページ | EBTG »