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マーラーを掘る

マーラーは、とりあえず一楽章と二楽章のパート譜を音にする事ができました。
指番号をつけて、できるだけ楽に音が取れるようにして、メトロノームで均等なリズムで弾けるようにさらっています。
次の段階は、パート譜からスコア的な広がりを脳内で構造化する事。マーラーは指示が細かいから、それを咀嚼して意識化する事。これは、長い長い道のり。
とりあえずは、歌うためのフレーズをどう意識するかを自分なりに考える事をするところから頑張ります。
それよりも、まずは三楽章と四楽章を音にしてみなくては。
楽譜というのは、つくづく読み物だと思う。文学みたいだと思う。
でも、クラシックと呼ばれる楽譜を用いたヨーロッパの音楽が凄いのは、その読み物が、時間と空間を響かせる装置になるという事。
シンフォニーは、大きな御堂のような構築物。
でもマーラーは、ブラームスやベートーヴェンとは、ちょっと違うかなあと思う。
ブラームスやベートーヴェンは、理論的な有無を言わさない説得力があるけれど、マーラーは、もっとカオスな、理屈より奥の混乱をまとったものを、無理やり構造体にした感じがする。
それは、時に不気味ですらあるけれど、
同時に親近感すら感じる。
生々しい人間らしさというか、
それを、構築できるのは、
やはり大作曲家のなせる技なんでしょうね。

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