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春の雨

今夜は雨。

春の雨は
道に積もった埃を湿らせて、
そのふわっとした香りを、
浮き立たせる効果もあるらしい。

それは、梅雨時のまとわりつく湿気ではなくて、
もっと軽く、
匂い立つ空気。

季節というのは、
こんな日常の一瞬に
意外にも
現れるものかもしれません。

普段は地味な雰囲気の人が、
ある時すごく魅力的に見えてしまうのも、
大抵ふとした時の、何気ない仕草がきっかけであったりするもの。
それは魔法かもしれない。

春の魅力は、
何も花ばかりではない。
春と夏の間にも、
沢山の魅力的な風景がある。

それは過去の記憶と結びついて、
さらに広がってゆく。
僕らは目の前の風景を、
過去の記憶というフィルター越しに眺める宿命を背負っている。
良くもあれ、悪しくもあれ。

生きるというのは、
季節の流れにどっぷりと浸かること。

そういう側面から見てみると、
死ぬということは、
季節の流れから降りてしまうことかもしれない。
ある年齢になると、
それに対して、
何らかの感慨を持つようになるのでしょうか。

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