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タカタカタカタカタカタカと、タカタタカタタカタタカタ

オケの合奏中に、
肩当てがパコパコ外れてしまうのが嫌で、
バイオリンを肩当てせずに弾き始めて、はや5年。
初めは肩当て無しで弾くなんて、不自由この上ないと感じる事もありましたが、今は、その逆。
肩当ては僕みたいな不器用で、楽器を構えるのが下手くそな人間にとっては、楽器を楽に構えるためには無い方が自然かもしれないとすら考えるようになりました。
肩当てが無いと、楽器が軽くなりますし、楽器の角度や向きを作る自由度が生まれるので、姿勢が良くなる。というか、姿勢を良くしないとちゃんと弾けない。
鎖骨に楽器を乗せる事で肩が自由になり、腕全体の可動域が広がる。
ボウイングが伸びやかになり、演奏に余裕が生まれる。
音色に変化があるかどうかは分かりませんが、弾きやすさからいくと、格段の違いがあります。
顎で常時ギュッと楽器を抑え込む必要がなくなり、場面に応じた使い分けができるようになる。
左手の親指に関しても、場合に応じた使い方ができる。
つまり、楽器を固める事から解放されるのです。
最近、クロイツェルの重音ばかりやっているので、時々力んでしまうことがあるのですが、
ああ、何だか力入って弾きにくいなあと思う時は、楽器が何だか重たい。
楽器を軽くする、本来の軽さを取り戻すためには、ゆっくり音階を弾きながら、首を縮めないことを意識すると、一気に楽になる。
楽に弾けるようになると、音程も良くなるから不思議です。
これからの季節は薄着になるので、楽器が楽に構えられる。楽器の重さや響きを
鎖骨が感じやすいからだと僕は勝手に思っているのですが、力と感情で、何とかしようとする事は、全体的には余り効率の良い方法じゃないのが、わかってきました。
ブラームスの1番のシンフォニーは、一楽章が8分の6拍子で、これを12で割って、一小節タカタカタカ、タカタカタカと二つにしたり、タカタ・タカタ・タカタ・タカタと四つにしたり、タカタカ・タカタカ・タカタカと三つにしたり、12ってそういう意味では色んな分け方あるから、いい数だなあと思います。
ブラームスもそれを使い分けているから、楽譜をちゃんと読んでから弾かないと、上手くいかないようです。
12といえば、時計もそう。
一年も12の月で分割しているし、
音階もそうですよね。
そんな風にそれぞれの楽章を分割して見ていくと、すごく面白い。
楽章間のテンポも、分割した音の長さのパーツを、どう位置づけするかで決まってくる。
今まで知らなかったし、
分かんなかったけれど、
これをちゃんと演奏で出来るようになれたら、幸せだなあ。
きっと自由に音の流れの中で暮らせるなあと思う今日この頃。

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