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夢の話

大学でギターという科目があるなんて。

試験日の朝、会場のリハ室に行くと
クラスメイト達が、背中を丸め、
分厚い冊子を覗き込み、
無言のまま、
クラシックギターを
ポロポロ弾いている。

試験は昼前。
今は午前9時。

きくところによれば、
その分厚い冊子はこの授業で用いる教材で、
つまるところの、その試験てのは、
その冊子から三曲を選び
弾き語りをするのだとのこと。

汗だくな黒縁眼鏡の先輩に冊子を見せてもらうと、
その内容は多岐にわたり、
童謡からボサノバまで
ありとあらゆるジャンルが網羅されている。

例のごとく、授業にはほとんど出ていなかった僕でしたから、
出席ではなく、試験のみで単位が貰えるこの授業を
それこそ内容なんて考えもしないで履修したけれども、

Cキーで、スリーコードしか知らない僕の弾ける曲を急いで探してみたところで、
所詮はそんな甘いものではなく、
まあ、当然ながら、
ある程度の練習が必要な類の曲ばかりでした。

やれやれ、これは自業自得とはいえ、
最後のあがきで、何とかCでもよいので通過できないかと、少しの可能性にかけてみるのも手でしたが、
実は、午後から部活でやってる管弦楽団のリハーサルがあって、そっちの曲も急いでさらわないといけないわけでして、
それならば、
いっそのこと、この科目は捨てて
下宿に帰って明日の英語の試験勉強をするか、
あるいは部室でオケの曲をさらうか
それを馬鹿みたいに迷っていたら
目が覚めました。
時計は5時50分。

夢から覚めれば、僕は40間近の中年で、
大学の試験なんて、遠い昔のこと。
6時半に家を出て、職場に向かうお父さんです。

いったいいつまで、こんな夢を見続けるのか。
単位は、取れたよ。
卒業できたよ。
そんなん、わかりきっているけれど、
夢の中では、まだ四苦八苦しているんですから呆れますね。

ちなみにギターは、職場で毎日弾いています。
コードは、CとF、G7とあとAmとDmくらいしか知らないけれど、何とかなるもんです。
所詮コード進行なんて、緊張と弛緩の仕組みを、色気で複雑にしただけのものです。なんて、極端すぎる単純化ですが、そんな程度の理解です。
トニカ、サブドミナント、ドミナント。
乱暴もいいところ。
じゃかじゃかやってりゃ、
それなりになるのが罪の始まり。
パンクパンク。
あーあーま、あんちくらすたっ。

馬鹿なりにG7から、Cって流れの説得力は
ある種の制圧的な一撃ですよね。
強力な説得力。
だからドミナントって言うんでしょうけどね。

こんなんだから、夢の中で単位落としちゃうんです。
今夜は、無事卒業できるのか。
多分無理でしょうね。
大学時代に何を落としてきたんだ?
夢から覚めた僕が、
いつも思うこと。
それが分かってりゃ、
こんな夢見るわきゃないって。





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