車輪の上
大きな歯車みたいな
直径3mの鉄の車輪の上に立ち
落っこちないように走りながら坂を転がり降りる。
はじめは何とかペースをつかんでやっていたのだけれど、(道の脇を通るシャム猫に気づくことだってできた。)
でも次第にスピードに追いついていくことができなくなり、
今はただ振り落とされないように、
無心に脚をバタバタさせるしかない。
どこへ向かうのかなんて考える余裕などなく、
ただ落ちないように。
| 固定リンク
「ぼんやり日記」カテゴリの記事
- 花見(2018.03.31)
- 傷ましき腕(2018.03.20)
- ある春の日に(2018.03.13)
- LIKE SONNY(2018.03.11)
- モンクとランニング(2018.03.07)
コメント