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グロテスクな夢

たまに自分のどこに、
こんな要素があるんだろうと思うくらいの
グロテスクな夢をみる事があります。
しかも、それがなかなかリアルなんです。

夕暮れに
僕と友人の車は、その見知らぬ団地に辿り着きました。初めは廃墟かと思ったそのコンクリートの群れは、不気味な生々しさをたたえていました。
そのうちの一部屋の真っ黒い鉄の扉の前に立つと、
黒い色だと思ったのは、びっしりとドアを埋め尽くす程にたかる蝿の群れでした。
それらはせわしなくお互いをよけあいながら、各々が小さな円を描くように動き続けています。
足元を見ると、ドアの下から漏れ出た液体がコンクリートに染み込んで暗いシミを作っている。
僕と友人が蝿を払いのけながらドアノブをつかんで思い扉を引くと
そのシミは室内の床一面に黄土色に広がっていました。
ひどい腐臭。
というか、目を開けるのも辛い程の状況です。
その腐敗液の中に少しの塊を見つけた僕は、
何故か手元にあったジッパー付きのビニール袋にそれを詰め込みました。
その上からビニール袋をかけて、しっかりと口を結んで部屋を出る。
公園の水飲み場で手を洗うと、さっきまでいた団地に2、3の明かりが灯りました。
この団地は各階に洗濯用の部屋があるらしく、そこで洗った洗濯物を干す老婆。
外を無表情に眺めるタンクトップ姿の老人。
僕と友人は、車に戻り
街灯の照らす夜の街を無言で走る。
助手席の僕は、黄土色のビニール袋を膝の上に抱えて、
はて、この人の親族にはどうやったら会えるのかと、途方に暮れながら信号待ちの交差点を眺めるのです。



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