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狸か猿か

たぶん僕は、それこそ物心つくかつかないかという頃から、
他の人よりも孤独というものを、それこそ空気みたいに、当たり前に捉えていたんだと思います。
物理的には、けして孤独な環境だったわけではないけれど、
いろんな事に孤独を感じて生きるやり方を、
僕の特性としてやってきたのだと、最近思うのです。
それは、ネガティブな意味ばかりではなくて、それ自体に心地よさを感じるということも含めてです。
例えば、周りに自分が自然にいられる居場所がなければ、それこそ一人で穴を掘ればよいのです。
それが、ある時はトランジスタラジオでAMを聞くことであり、ある時は遠い昔に海の向こうで録音された音楽に夢中になることだったりするわけです。
小説を読むこともそうですし、
あてもなく楽器を弾く事や絵を描く事だってそうでしょう。
隣人を愛せよと言いますが、
穴を掘って遠い誰かと通じていく事を願うあり方だって、あってよいと思います。
繋がる人には通じるに違いない。
それを信じていられれば、本当の意味では絶望せずにいられる気がするのです。

それはそれとして、

今夜は仕事絡みのあんまり気乗りしない飲み会
僕は世話人とかいう立場なので、
受付でぼんやりと来た人に名札やら資料やらをペコペコしながら配るわけです。
はたからやるきなんてありませんから、
いつものような妄想の色眼鏡で
メルヘンな空想とともに楽しむのですが
今回のテーマは
ある年齢を越えた人の顔というものは、
動物に近くなっていくという事でした。
そんな目で見ると、確かにいるいる。
ワイシャツにネクタイ巻いた
狸や、猿。
カバさんもいました。
それから、江戸時代の幕府の人みたいな匂いの人。
河童という変わりネタもありました。
そうやって見ると、
気づけばロビーは、鳥獣戯画顔負けの
実にアミューズメントな空間となるわけです。
今日の感想としては、
やはりカテゴリーとしては、狸と猿が比率的に多いかなあという事です。
薄い顔の人は、概して狸に近付き、
濃い顔の人は、猿に近くなる。
狸と猿と、どっちに近くかるかなあという目で
夜の電車を眺めると、
大抵上手く分類できます。

イヤホンをする猿、
スマホをいじる狸。

下らない世の中。
下らない僕たち。





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