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旅と旅行の違い

旅と旅行の違い。
休日に仕事の関係の研修を受けながら、
そんなことをぼんやりと思いました。
例えば、今
その旅と旅行の違いといったテーマについて、
突き詰めて考えることを選択するのなら、
僕の心は、まるで高い空に放たれた赤い風船よろしく、五月の風に任せてあてもなく漂うことになるでしょう。発想は街を越え、伊勢湾を越えて、太平洋に向かうでしょう。
しかし、今は研修会の場で、こうやって決して安くない受講料と、決して無駄にはできない自分の限られた時間を費やしているのですから、僕は少し思い直して、そっと風船の糸を掌に握りしめるわけです。

空へ空へと舞い上がる心は旅をする。

旅は旅行のように、未来への約束ごとなんてありません。
計画や締め切り、そういった事はこの狭い世界でいろんな人と片寄せあって生きていくために、とても大切な事。人によってはそれを、最低限のルールだ。とか、社会人のマナーだ。とか言うし、僕みたいな人間でも、一応分かってはいるつもりです。確かに計画や締め切りは、人と人との約束ですし、それが無ければ何かを誰かと一緒に作り上げていくことはできませんからね。土台のない所に家を建てるようなものです。
でも、僕の心の階段をどんどん降りて行った、薄暗い部屋に押し込めてあるもう一人の自分が時々言うのです。

でも、本当の所はどうなの?って。

その声に、ちゃんと耳を傾けるとするならば
多分僕はこの世界ではやってけないでしょう。
例えば、亀とかシロツメクサくらいになったら、ひょっとしてできるかもしれませんね。或いは風になるくらいじゃなきゃダメかもしれません。

でも、その心の地下室にいるもう一人の自分の声も、確かにある。そういった生き方もできないけれどあると意識する事は、毎日を生きやすくするためには必要な事なのかもしれません。

日本の時間に関する厳密さを見ながら、インドのそれを考える。インドの時間感覚で日本で生きるのは恐らく大変な苦労を要しますが、でも今見ている世界が全てではなくて、この人間社会の範囲であっても、同時進行で全く別な価値観で人々がもの食って、排泄して、寝ていると考えると、少しは楽になれそうでもあります。

おっと、
知らない間に
結局、あてもない思考の旅に出てしまっていた。
やれやれ
だから、社会で上手くやれないんですよね。
まあ、社会性がないなりに、その中で何とか頑張っているつもりです。

あれ?
何の話でしたっけ?
そうそう。
旅と旅行の違いでしたね。
このテーマ、
色んなインスピレーションを呼び出す誘い水みたい。



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