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夢十夜2


また今夜も夢の話

真夜中、細い山路を一人で歩いている。
右は高い壁、左は断崖絶壁。
谷底に真っ黒くて大きな闇が見える。
左右の空間の違いは、頬に触れる風の感触で分かる程にはっきりとしている。
壁を確かめるように指先で触れながら、なるべく左の崖を見ないようにして、僕は何処かへと歩いている。
落ちないように注意して歩いているにも関わらず。
でも、同時に落ちる方だって選べるという事も、僕は知っている。

その場合の二つの選択肢の違いは、

例えば小さい頃油粘土と竹ひごで作ったやじろべえのようでもあり、所詮右に傾き、左に傾きしながらバランスをとっているにすぎない。

その危うさに、一瞬目まいがする。
今いる場所が分からなくなり、手に力が入らない。

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