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記憶の中の風景

今は家でビールを飲んでまったり。
そういえば、今朝鶴舞に行った時に
試験会場までの道すがら、
昔、大学オケの定期演奏会で使ってた、勤労会館という施設が取り壊されているのを見かけました。
爆撃されたかのような無残な姿
残されたコンクリート壁から木の枝のように延びる茶色い鉄筋。
まあ、当時から年季入ってましたが、
ついに壊されることになったのですね。
でも、何だかちょっぴり寂しい気分になりました。

僕はわりといろんなこと覚えている類いの人らしいのですが、
記憶には偏りがあって、例えば人に頼まれた事だとか忘れちゃうくせに、何年も前に行った場所や出来事を画像として詳しく思い出せたりもします。
携帯のカメラって結構便利で、はっと思った時にメモ代わりデジカメで撮れるので重宝してるんですが、丁度あれみたいなもんです。
パシャっと、ある一場面を憶えている。人から見たら何でそんな事を憶えているの?って事を、結構憶えていたりするのですが、
残念ながら、そういった事の殆どは、周りの人と共感できない運命にあり、黙って胸の奥にしまって、こんな夜にビールの泡で解凍して楽しんだりしているわけです。

使いみちのない風景

とある作家が言っていましたが、
そんな風景の一つに、
この勤労会館がありました。

僕はあれから、もう随分と時間を通り抜けて
あの頃の細胞なんてほとんど残ってないかもしれないけれど、
自分が過去に共に過ごした風景というものは、やはりそこに在り続けて欲しいと願っています。
そこに今の僕を置いてみたところで、
経験上よーく分かっているのですが、
特に何も起こらない。
でも、それでもなお、
僕の頭の中にある記憶の風景は、
やっぱり、いつまでも変わらず、そこにあって欲しいのですよ。
単に懐かしいとか、そんなこととはちょっと違うんです。
うーん、
伝わりますか?






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