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冬の日の幻想

ソチでオリンピックが開かれているからという理由ではないのですが、
最近の通勤BGMは、チャイコフスキー。
昔、タワレコで叩き売りしていたカラヤン指揮ベルリンフィル演奏のチャイコフスキー交響曲全集BOXを、たらたらと聴いているのですが、
今夜は第一番。「冬の日の幻想」

その昔、学生時分にいろんな意味で行き詰まって、保険管理センターなる所に入り浸っていた時期がありました。
その時お世話になった先生が雑談で、
「若い頃は、作曲家が自分と同じくらいの年齢に作曲した曲を聴くのがいいんだよ。」と
デュフィの描いた真っ赤なヴァイオリンの絵の額の前で話されていた事を思い出しました。
先生は、カウンセリングもしますが、合唱団の指導もされているので、音楽に関しても知識があって、色んな話をしてくれたのを覚えています。
「チャイコフスキーの交響曲一番って聴いたことある?二楽章がすごく綺麗で。若い頃は、ああいうのを聴くといいと僕は思うなあ。」
と、窓辺で僕にコーヒーをいれながら、
話されていました。
冬の光が、その薄暗い相談室に差し込んでいました。
僕は鼠色のダッフルコートを着たまま、ソファに浅く腰掛けて、先生のセーター背中をぼんやりと眺め、それからその肩あたりを漂う、キラキラとした埃を見つめていました。
そんな情景が、ふと思い出されるのです。
実際、この曲を聴いたのはそれから四年後
違う大学のオケで演奏した時でした。

冬の帰り道。
色んな事を考えながら
チャイコフスキー





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