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晩秋、曇り空




秋も深まり、夜も随分と冷え込んできました。

土曜日に息子くんと、しっかり着込んで近所の公園へ。
いつもの遊具によじ登って遊ぶ息子くんを、ぼんやり見ながら、視線はいつの間にやらその肩越しに見える桜の樹へ。
まあ、紅葉というか枯葉なんだけど、その葉っぱがいくつか落ちずにまだ枝にとどまっていて、冷たい風にヒラヒラ揺れている。
その揺れ方がなんとも雰囲気あるんですよね。
そんな様子を、ぼけーっと見ていたら、
いつの間にか息子くんも、落ちていた桜の枝を持って隣で見上げていました。

「何みてるのお?」
「うん、何か葉っぱきれいだなあってさあ。」
「きれいだね。赤とかいっぱいだね。」

桜の枝って、銀色なんだ。

ふと目にした風景。
それは、よく見慣れた風景かもしれない。
でも、もしかしたら
それは知っているつもなりなだけで、
本当に見てはいないのかもしれない。
知っているはずのものでも、
ある瞬間に、
その美しさを発見してため息つく程心が震えることだって、
多分あるんじゃないかなあ。

息子くんは、さっき拾った銀色の枝で落ち葉をカサカサかき混ぜています。
僕の足元にも無数の落ち葉。

気づかないだけで、
美しいものは、僕たちのすぐそばに沢山隠れている。
それに気づくには、例えばある年齢にならなければ見えてこないかもしれないし、あるいは、その時の自分の心理的状況だって関係するかもしれない。
いろんな自分がいて、
いろんな風景がある。
それを、一つ一つ、噛み締めながら、
たまには昔みたいに、
ぼんやりしてみよう。

今は、いろいろ忙しいけれど、
今見える風景の美しさを、ちゃんと感じていられれば、大丈夫。
きっと大丈夫なんですよね。


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