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演奏会が終わりました。

演奏会が終わりました。
そして日曜日、
演奏会は終わりました。

ロビーコンサートの時から、本番いつもは到底間違えないようなところで譜面を読み違え、
演奏会前半のハフナーでは、これまた間違えたことのない所であたふたもたつき、
休憩中の楽屋で今日はヤバい、かなりヤバいと一人思っていたら、
一番想いの強かった後半のベートーヴェンは、心配した通りボロボロでした。
一楽章アレグロコンブリオ冒頭の崩壊に始まり、二楽章では汗が弓の毛に付いたことで大事な時に音がかすれてしまい、三楽章はもはや言うまでもなく、そして終楽章では、まさかの出とちり。
終演後の達成感はなく、後に残ったのはどうしようない情けなさと、自分に対する言いようもない不信感。
疲れました。

大人しく弾いてればいいものを、
もっと良くしたい、もっと何か伝えたいって
自分の身の丈も知らずに欲張った結果、
結局崩壊してしまったわけです。

何というか、想いが空回り。
子供じゃないんだから、こういうのもう止めたら? って、どこかから聞こえてきそうです。

感覚が過敏になっていると、ちょっとしたことに対して身体が勝手に反応してしまいます。つまり、本能や無意識が暴れだすのです。
僕の理性は、その暴動にあっけなく敗退してしまった。
表現の意図性は崩壊し、がやがやと怒鳴りちらすばかり。

当分立ち直れないかもしれません。

それはさておき、嬉しいこともいくつかありました。
今回の演奏会、
ヴァイオリンパートは団員数が少ない中で、多数のエキストラさんをお願いしたのですが、
どの方も人としてとても素晴らしい方ばかりで、いつに増して親密な音作りが体験できた気がします。
時間の都合で、たとえ直接話を交すことは少ないにしても、リハなどで音を聞き合う事で、まるで昔からの知り合いみたいなぬくもりを感じることができました。
演奏会が終わり、あれだけ沢山いたオーケストラが、またバラバラに戻ります。
実は今回ほど、それを寂しく感じたことは無いかもしれません。

僕はこれからどうしていけばよいのでしょうか。

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コメント

主さまの音が客席にもしっかり飛んできました。身体全体で表現する姿、脳裏に焼きついてます。
多くの人の手によって無から紡がれる音に、オケの素晴らしさを再認識しました。うちの息子も手足をバタバタして喜んで!?きいていました♪
どうかこれを区切りに皆さんの心までもがバラバラになりませんように…

投稿: みほこ | 2013年5月28日 (火) 23:49

見に来ていただいてありがとうございますm(__)m
やっとベートーヴェンの2番できました。
第一回のオリジナルに近いメンバーでできたら最高でしたが、こればかりはしょうがないですよね。アンコールも含めて感慨深い体験でした。
演奏中の犬みたいに無駄に動いてしまう癖はなかなか治せません(笑)
いなかっぺ大将じゃないんだから。

コメントありがとうございました。

投稿: tkm | 2013年5月29日 (水) 17:48

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