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ガブリエル・ヴァンサンとほしよりこ

ガブリエル・ヴァンサンとほしよりこ
昔から大好きなベルギーの絵本作家
ガブリエル・ヴァンサンの晩年の作品を
先日図書館の絵本コーナーで見つけました。
この人の作品は、誰もが生きていく上で感じるであろう存在の孤独や、そこからこそ見えてくる人の温かさ、強さをドラマチックなデッサンを用いて表現したものが多いのですが、
今回読んだ「ヴァイオリニスト」BL出版 2001 も、まるでモノクロームの映画を観ているような、本当に素晴らしい作品でした。
はっきり言って大人向けの作品ですが、こういったジャンルの物って、実はあまり見かけません。
青年が父親との葛藤に苦しみながら、少年と出会う中で、自分自身を生きる決意をする。それはけして華やかな道ではないのですが、そこに自分の居場所を見つける。
作者のタッチは、主人公の心情を丁寧に描きだしていく。凄まじいデッサン力。


さて、それとは別に図書館で借りた本とヴァンサンの絵本とが、ナイスな組み合わせだったので、今回つい並べて写真に撮ってしまいました。
その本というのが
「きょうの猫村さん6」ほしよりこ マガジンハウス2012
この二冊
ガブリエル・ヴァンサンとほしよりこ、
ちょこっと似ている。

猫村さん、
なんかいいんですよ。
こういうの大好きです。
独特な時間感覚でストーリーは淡々と流れていくのだけれど、
たまにずしんと心に響くシーンにも出会える。
この人の絵も、実にいいです。

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ぼんやり日記」カテゴリの記事

コメント

あ、ほんとだ!
確かに両者ともに通じるものがありますね。
どっちも好きだけど、記事を読んで気づきました。
私はアンジュールが好きです。
何度読んでもほんと、いいよね。

投稿: たき | 2012年12月 9日 (日) 00:23

いらっしゃいませ。
アンジュール、いいですよねー。僕も大好きです。
あの余白と省略の表現は、ちょっと日本人好みというか、何だか東洋的な匂いがします。
でも、すごいのは、やっぱり線の表現力。形だけでなく存在を写し出している。
何度読んでも見惚れてしまいます。
コメントありがとうございます!

投稿: tkm | 2012年12月 9日 (日) 21:41

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