ドドンガドン
暑苦しい日が続きます。
午後になり、さーっと風が吹き始めて、少し過ごしやすくなりました。
夕飯の後、自治会の盆踊りに行きました。
広場は小学生やら中学生の無法地帯(笑)
しかし夜も更けて、「炭坑節」やら「東京音頭」が流れ始め、ショッピングモールに売っているような風情の無い下世話な浴衣ではなく、昔ながらのシンプルでしっとりと涼やかな浴衣を上品に着こなしたおばちゃん、おばあちゃんたちが静々と円を描き踊りはじめると、すうっと気持ちのよい空気が流れだします。
ああ、粋だねえ。
夏の風情だねえ。
なんて、心の中で呟く自分がいます。
近年益々おじちゃん化しております(笑)
町内会なんかの盆踊りでは、「踊るポンポコリン」とか定番化しつつありますが、
やっぱり、音頭でしょ。音頭。
6、7年前、 夏に一人、埼玉に研修に行ったことがあったのですが、宵に駅前で盆踊りをしているのを目にしたことを思い出します。
少し離れた所で眺める盆踊りは、賑やかというよりはどことなく寂しげで、同じ場所をぐるぐると廻る浴衣を着た人々の姿は、見方によってはアンティークオルゴールのようでもあり、ある規則性に則って、音楽のグルーヴに静かに同期する姿は、動物的というよりは、むしろ植物の潔さが感じられます。
埼玉の盆踊りは、賑やかな駅前に現れた、異空間でしたが、
山間の、綺麗な谷川の流れているような村の、静かな盆踊り。なーんてのも、いつか見てみたいなあ。
できれば、音源はオープンリールのテープで(笑)
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