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柄にもなく2007年を振り返る

今日は大晦日らしいので、今年一年を振り返るのも楽しいかもです。

まず、転勤。

仕事の環境が変わるということが、人の生活にこれほどまで良くも悪くも影響があるとは思いませんでした。やはり色々考えることがありましたし、一日の大半を過ごす場所が実は職場なのですから、ストレスに対する考え方もいろいろ深まった一年でありました。

そして、

5月の依頼演奏。

演奏会が終わって指揮者の先生の指摘

でき上がった曲に対する演奏者側の偏見。

有名な作曲家でないということを抜きとして、出来上がった、一人の人間が作り上げた作品に対する敬意という点で、自分たちは意識が低かったということが分かった演奏会でした。

楽譜を作る。楽譜に書くという行為の裏にある、実に切羽詰った感情のことを、実は半年後のこの演奏会で感じることは、この一年を代弁しているのかもしれません。

ベートーヴェン。

1月にある演奏会に向けて、

いろいろなことを考えました。

ベートーヴェンというドイツの作曲家が、いったい何を思ってかこんな曲を書いたのか。

100年以上後の自分たちが、何でそんな作曲家の音楽を演奏するのか。

本当は分かりません。

ぶくぶくと膨れ上がった結果である、オーケストラという楽器編成で再現される音楽。

その意味について分からないまま、年を越すことになりそうです。

僕たちは、音楽室に飾られている、ベートーヴェン、シューベルト、モーツァルトなどの肖像を見ながら、それらが手放しによい物として擦り込まれてはいるのだけれど、僕たちの毎日の生活の中で、果たしてそれらの本当の価値を、自分の価値観で分かるのだろうか、判断できるのだろうか、伝えられるのだろうか。

その自信がなくして、それらを演奏して人に何を提供できるんでしょうか。

アマチュアだろうが、プロだろうが、その自分にとってのその曲に対する意味づけにしっかりとした意味合いがないことには、他人に提供する意味が本当のところは、ないのかもしれないのではないだろうかと、そう思うに至ったのです。

僕たちのまわりにある音楽。

クラシックと呼ばれるジャンルに位置する音楽であるところのものは、実は世間のごく一部であるにすぎないのだと思います。

紅白歌合戦にN饗は出てきますか?

ウィーンフィルのニューイヤーコンサートより、お笑いバトルの方が楽しいでしょ?

プロはともかく、アマチュアがそれらの音楽を演奏する意味。

そのことをしっかりと考える必要があるのではないかと、心の奥で考えています。

それが、他人にとってとかそんなこと関係なく、本当のところ自分の中でどうなのか。

それを、来年の宿題にしてみるのもいいかもしれません。

とりあえず、今年は、楽器の演奏に関しては、面白いことが多かった一年です。

まず、楽器を調整に出したことで、魂柱の位置を調整してもらえ、音量が格段に上がったことと、OBオケに出させてもらえたことで、演奏面でいろいろな可能性を学ぶことができたこと、夏のリヒャルト体験は、多分いい思い出の部類に入ると思います。ハイポジのGなんて、恐らく自分の人生ではじめての体験です。

そんな一年を振り返って、やはりよかったのかなと思えます。それで、来年もとりあえずがんばろうと思えました。

2008年、どんな年になるのかわかりませんが、こんな感じでぼんやり過ごしていけたらと思います。

良いお年を。

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コメント

2007年、確かにいろいろありましたね。
ささき君には今年もお世話になりました。
あんまりお力になれてないかもですが、
来年もよろしくです。

投稿: もりお | 2007年12月31日 (月) 23:39

とんでもございません。むしろ、こちらがいろいろお世話になりっぱなしで、いろいろご迷惑をおかけしました。
今年もよろしくお願いします。(元旦)

投稿: tkm | 2008年1月 1日 (火) 12:00

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