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深夜にラジオで

おとついの夜だったでしょうか、

ふと目が覚めてしまい、ラジオのスイッチをつけました。

時間は4時ちょっと過ぎ。日の出にはまだ早いくらいです。

終戦の日が近いこともあって、戦争体験について、どこかの誰かがアナウンサーの質問にこたえて話をしています。

硫黄島の話でしょうか。脚を失って、捕虜となってアメリカを転々とした話などをぼんやりと聞いていました。

寝ぼけていたせいで、話の内容について、詳しくは覚えていませんが、

唯一つ。脚を失った後の痛みについて語っている内容が、印象に残りました。

「この辛さは、わかる人にしかわからないと思うんですがね。痛いんですよ。無い方の脚が。痛いところはもう切ってるのに、本当に痛くて夜も眠れない。無いのに今でも夜中に痛いんです。」

何故かその話を聞いて妙な印象が残ってしまい、頭の中でいろんな想像をかきたてるのです。

その方の失った脚は当然帰って来ません。もしかしたら、硫黄島の土の中に骨となって埋まっているかもしれない。

でも、60年以上経った今でも、その脚は痛みという形で存在している。

そのことは、同時に脚が無いという事実を、より鮮明にさせるのではないか。皮肉な話です。

実に悲しい。

あるということが、無いということを感じさせること。

ここ数日、記事の内容が意図せず重いですね。

禁煙、一週間達成です。

気分は良好。

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