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別れの季節

転勤します。
別れは、おそらく年相応に、それなりには経験してきたつもりですが、
年を経てだんだん想いも変わってきます。
別れるということの意味がわかってくる分、

「んじゃね」って言って別れた後、前のような時間は決して戻ってこないこともわかってきます。
そのことがわかってるから、きっと別れは寂しいのです。
職場を離れ、電車に乗り、狸の店で少し早いビールです。
ハリー・スイーツ・エディソンがレコードの向こうでラッパを吹いています。
新しい通勤経路にこの店はないので、もう以前のようには来ることもないでしょう。
当たり前に思える日常は、実は当たり前ではない。
愚かな存在であるところの人間は、きっと別れてからやっと、そのことに気付くのです。
そして、毎日を大事にしたくなる。
最近飲み会で涙もろくなった先輩の気持ちが、少し分かった気がしました。
もっとああしとけばよかった。
愚かな僕は別れてやっと思うのです。
いつもいつも。
懲りませんね。
イキテルウチガハナヨ。
それは自分だけじゃなくて、まわりの人と過ごす時間に対してもってことですね。
そんな風にぼんやりとオリオンビール飲んでます。

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